H28.12.21  冬至

 今日は冬至 1年で 昼間が一番短い日

冬至とは、簡潔に言うと一年の中でもっとも日照時間が短い日の事を言います。
日照時間が短いという事は、昼が短く夜が長い、というわけですね。
この冬至と反対なのが「夏至」です。
 
夏至はいつ?日照時間や意味や由来は?
 
夏至は一年の中で日照時間がもっとも長くなり昼が長く夜が短くなります。
では、どうして日照時間が短くなるのかと言うと、それは太陽の位置が関係しています。
冬至の日は、太陽の昇る高さが一年でもっとも低くなるので、必然的に日没が早くなるというわけです。
また古代の中国では、冬至の日を一年の始まり、太陽の復活の日として暦を読んでいた事もあり、冬至の日はおめでたい日とされてきました。
そして、2014年は、冬至の日にちょうど月が新月になる日となっていました。
このように新月冬至が重なる事を「朔旦冬至」と呼び、月と太陽の両方が復活する日として、非常におめでたい日だとされています。
これは19年に1度起きる現象で、それが今年だというわけです。
ちなみに、今年の冬至は12月21日となっています。
冬至に何故かぼちゃを食べるの?その由来は?

冬至は、一年でもっとも太陽の力が弱まる日ですが、以後は再び太陽の力が強くなる事から「一陽来復」と言って、この日を境に運が上向くとされていました。
そして、さらに運がよくなるようにと「ん」がつく物を食べていたのです。
これを「運盛り」と言うのですが、特に運盛りに食べられていたものは、れんこん、だいこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)です。
これらは「ん」が2つ入る物として好んで食べられていたとされています。
では、かぼちゃはどうなのでしょう?
冬至と言えばかぼちゃを食べるというのが当たり前のように刷り込まれていますが、かぼちゃには「ん」が付いていません。
これは、かぼちゃは漢字で書くと「南瓜」となります。
すなわち、なんきん、で「ん」が2つ付いているのです。
さらにかぼちゃは本来は夏野菜です。

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